妻が映画ラストレターの試写会に当選しました
妻が映画ラストレターの試写会に当選しました。この映画の監督である岩井俊二さんの作品が好きなので軽い気持ちで応募したみたいでしたが、本当に当選するとは思ってなかったので驚いていた。僕もこの手の応募ものは当選した記憶がないのでちょっと驚きました。
会場はTHHOシネマズ川崎、開演は午後6時30分からで2人まで入ることができるそうです。
妻は僕が映画に限らずドラマでも恋愛系の作品はあまり見ないのを知っているので、当然来ないと思っていたらしく、来ないと思いながら僕を誘ってくれました。
正直映画自体にはそれほで興味はありませんでしたが、上演終わりも夜の9時くらいになり、時間的に妻をひとりで行くのはちょっと心配だと思っていました。それといままで試写会に行った記憶がないので、試写会というもにちょっと興味もあったので考えました末、僕もこの映画の試写会について行くことにしました。
いざ 試写会へ 当日の段取りについて
①午後4時50分頃会場に到着 座席の予約
開演時間まで1時間半以上もあるので予約をしている人はまだあまりいないと思っていました。しかし、実際会場に行って映画館のお姉さんに座席の状況を確認したところ、中央の良い席はすでに埋まっていました。
試写会素人の僕達の考えは非常に甘かったことがわかりました。平日の夕方なのでそんなに早くから座席の確保をしている人は少ないと思っていた考えの甘さを痛感しました。
僕達は前寄り中央の端の座席を確保して一旦映画館を出ました。
②早い夕食をとる
開場は開演10分前の6時20分なので時間はたっぷりあります。まずはあちこちの店を見て回りました。先程も書きましたが、上演が終わるのが9時頃なのでちょっと早めの夕食をとることにしました。お腹もあまり空いていないので、さらっとうどんを食べました。
③再び会場へ戻る
開場ちょっと前に再び映画館に戻ってきました。館内は他の映画を見る人が大勢いました。平日の6時半前後、仕事終わりですぐくればちょうど良い時間なのでしょう。映画鑑賞飲み物や映画館の定番ポップコーンを持つ人達を見ながら(僕達は食べたばかりなので何も買わず)いよいよスクリーン3に案内されました。いよいよ上映開始です。
ラストレター 映画の感想
①手紙
映画はゆっくり目に進んでいきます。物語の中で多くの手紙が登場人物達に交わされます。送った人に届くのは当然ですが、思わぬ人に届いたり、様々な形で手紙が行き来します。その手紙が現在と過去とが交差しながらそれぞれの心に届きます。
冒頭、最初にでてくる母から娘に宛てた手紙、娘の心が整理がつかず、読むことができないでいるこの手紙がこの映画のタイトルの【ラストレター】であることは想像できます。映画を見ている人はこの手紙の内容を気にしながら映画の中に引き込まれていきます。
②登場人物のちょっと引っかかる行動〜全て理由がある
話しの中で、あれっ何でこんな行動をするのだろうかと思うことがあります。しかし、物語が進んでいくと理由がわかり、すっきりすることができます。
③許される嘘 許してもらえる嘘
登場人物達は手紙の中に小さな嘘をついてしまいます。でも、それは純粋だからついてしまう嘘なのだと思います。そして、純粋だから嘘がわかってしまっても相手も素直に許すことができます。きっとこの映画に出てくる人はみんな純粋な人なのだと感じました。
④3人の女性が書いてもらった本のサイン
物語の中で3人の女性がそれぞれこの映画のキーとなる本の作者にサインをもらいます。3人それぞれ違う思いでサインをもらう女性。それに応える作者の男性の思いを考えるとおじさんである僕の心にもぐっときてしました。
⑤最初に出てきた手紙〜ラストレター
物語の最初に出てきた読まれていない手紙が映画の最後に読まれる。それは母が娘に宛てた母の1番輝いていたときのものだった。あまり幸福ではなかった思える母が娘に宛てた最高のメッセージだと僕は思いました。
ラストレター 期待以上です〜出演者全てがとてもいいです
試写会が終わって辺りを見回すとお客さんの殆どがおばさんだった。おばさん同士や僕達みたいな中年夫婦で若い人は余りいませんでした。
この映画はそんな今のようなみんなが携帯やスマホを持っていいる時代ではなく、若いときの連絡手段は手紙だった世代。そんな時代に併せたように物語が進んで行くのもとても良かったです。僕達世代が特に心を動かされる映画だと思いました。
出演している俳優さん、女優さん全てがこの映画に溶け込んで素晴らしいと思いました。
この映画に出てきた人達のファンになってしまった程です。そしてこの映画を作った岩井俊二監督はとても繊細で凄い監督なんだろうと思いました。やはり食わず嫌いはいけないことだと思いました。この手の映画は女性が見るものと決めつけてはいけないと思いました。
僕達にとって古き良き時代を思い出すきっかけになる映画だと思いました。
最後にこの映画はまだ公開前なので話しの内容をなるべく書かないようにしたため、とてもわかりにくくなってしまったことをお詫び致します。
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